イライラする。 彼女の周りをうろつくアイツにも、花宮さん自身にも。 ……大体、なんであんなところにあの2人がいたのか。 そんな疑問さえ、俺を腹立たせる材料のひとつになっていた。 また、あんな男を寄せ付けるような恰好なんかして。 本当、バカかよ。 「…あっ!マコちゃんだ…!」 「え?」 不意に、真の名前を呼んだユキ。 気付けばそこはもうとっくに家の前で、顔を上げればコンビニの袋をさげた真が何故か俺の家に入ろうとしているところだった。