あの景色、君と見たいよ。

「ゆき、どうしたの」



声がした。この声はお兄ちゃんだ。

なんでいるんだ。怒って逃げたのはあたしだけどもしかしたらこうちゃんかもって思った。



「なんでお兄ちゃんがいるの。」



「ゆきが走ってくのが見えて。
懐かしいな、この校舎。」


「・ ・ ・」