オレンジ色の恋 ~切なさは誰の物?~

4人掛けの席に向かい合って座ると、綾斗は嬉しそうにポテトを口に入れた。

「うまい!」
本当に美味しそうに食べる綾斗に、私もポテトを口に入れた。

「綾斗、お金……」

「別にいいよ。俺が誘ったんだし」

「でも約束だったじゃん……」

食い下がる私に、綾斗は少し照れたように、

「いいよ。ホントは結花を誘う口実だから」

その言葉に、私はドキンとして顔が熱くなるのがわかった。

「あ…あやと!ふざけないでよ。からかわないで」

動揺しながら言った私に、綾斗も慌てたようにジュースを飲んだ。

綾斗?

ちょっとは私の事、女の子として見てくれてる?

私の中でそんな思いが沸き上がった。