オレンジ色の恋 ~切なさは誰の物?~

「そうだな。じゃあ、早くいこうぜ。腹減ったぁ」

いつも通りの綾斗に戻って私はホッと息を吐いた。

「結花何食べる?」
駅前のファストフードチェーンはたくさんの人で溢れていてた。

「えーと、ポテトとオレンジジュース」

「じゃあ、このSセットでいいな。俺は……」
メニューを見ながら綾斗は、店員さんに注文をすると、さっとお金を払ってしまった。

「綾斗!私が払うよ!」
慌てて今日の目的を思い出して、お金をだした私に、

「ばーか」

綾斗は私の額をチョンと押すと、トレイを受け取り歩き出してしまった。

「一階はあいてねーな。結花、2階いくぞ」

「うん……」

私は慌てて綾斗を追って、小走りについて行った。