「花、どうした?」

私は意を消して、

「出来ちゃったの…」

「えっ?何が?」

「赤ちゃん…」

「それは…俺との子なのか?」

「うん…だって私、友也意外とはやったことないもの…」

「まじか…」

「友也くん!あんた、何無責任なことしてんのよ!花が今どれだけ辛いか分かってる?!」

葵がいきなり怒鳴り出した。

「葵、いいよ。私だって悪いんだから。」

「でも花、友也くんが避妊してたらこんなことにならなかったんだよ?!」

「葵、落ち着いて。ちゃんと話さないと…もう、しょうがないんだから。」

葵は黙ってくれた。