-□□年○月△日。大都市トーキョーで大戦争が勃発した-
革命軍、政府軍、国家は、3年をかけて戦争を沈めたという。
生き残った人々はほぼいないと言われてる中、あるスラム街から一人の少女が無傷で現れた。
その少女の額には紋章の様なものが浮かび上がっていた。

 ―12年後―
レ 『花たん~~~!!!!!!!!』
花『レイカ、やめて。』
レイカに抱きつかれているのは、このお話の主人公。
前園花(まえぞのはな)。15歳。ふわふわの真っ白い髪の毛を2つに結えてある。
この少女こそがトーキョー大戦争で、たった一人生き残りが確認された子なのだ。
レ『いつかくるとは思ってたけど、花たん    
 ももう隊長に就任か~❤さすがさすが。   
 うんうん。花たん成績優秀だもんな 
 ~。』
花『レイカうるさい。てか花たんはだる 
 い。』
そう。花は、革命軍の中でも成績はずば抜けて優秀。
3歳で革命軍に拾われそのまま加盟。
5歳でボスの補佐。そして現在15歳で新チームインフィニティの隊長を任された。
今は2ヶ月先の就任式の準備中だ。
ちなみに花に抱きついているこのお姉様は、革命軍一の美人。
服部麗香(はっとりれいか)。23歳。 
こちらも成績優秀。インフィニティの回復を務めることになっている。
好きなタイプは、花。花。花。
?『振られてや~んの。』
レ『何よ~。』
レイカが睨む。レイカが睨んだ先にいるのは、小野寺凜(おのでらりん)。17歳。ボスの弟である。ボスの弟でもあるだけ成績も良く、インフィニティの攻撃を中心に務めることになっている。
好きなタイプは小柄でふわふわしている子。まあ、花だ。
レ『あ~ら。花ちゃんにアピールしないで
 人のことバカにできるかしら?』
凜『バッ!花に聞こえるだろ!?』
レ『ど~せ、恥ずかしくて告白できないんだ
 からバレちゃった方がいいんじゃないの
 ~』
凜『おまえっっ。』
レ『ね~、花たん❤』
凜『はっ、花!今の、き、気にしなくても
 い、いいからなっ。』
顔が赤くなる凜。
花『二人とも仲良いんだね。』
さらっとスルーな花。さっさと準備する花。気にも止めていないようだ。
凜『ガーーン、、。』
レ『プフッ、、プフフフ』
凜『ゴラ。レイカ(怒)』
花『はあ、、修哉さん早く来ないかな。』
ウイーン。自動ドアが開く。
?『なんだか楽しそうだね!』
レ『しゅーや!』
花『あ、修哉さん。』
凜『先輩~、レイカ酷いんですよ~』
修『レレレレレレレレレ、レイカはひひひ酷いことなんてしししししないよ』
凜『あ、この人あてにならなかったんだった。』
酷く動揺してるこの好青年。
島坂修哉(しまざかしゅうや)。26歳。
ボスの同期で、素晴らしいお世話焼き。
みんなのお兄さん。好きなタイプはお分かりだろうが、麗香。LOVE。ゾッコン。
?『みなさん!!早く準備してくださ
 い!』
花が振り替える。その先には眼鏡のショートカットにパソコンを手に持っている少女。神谷みりんが立っていた。
み『神谷みりん。ただいま、偵察から帰っ    
 て参りました!さっさと準備終わらせま
 しょう!』
花『みりん、、(涙)お前が一番の取り柄
 だ。』
み『隊長が困ってるじゃないですかぁ!』
みりんは頭脳明晰。あの花よりもすごいのだ。しかし攻撃が本当にダメだ。
花『もう終わったけどね、準備。』
み『みなさん今日は誰の就任式だと思って
 いるんですか、、』
花『は~いみんな集まって。』