シャワーを浴びて明るいサラサラの髪を
乾かしながら考え事をしていた


毎日不安でいっぱいだった


この頃の瑠衣は彼氏一色に染まっていた


彼氏は年上で専門学校に
通っていた



新しい場所に新しい出会い



自分より良い子がいるんではないか



そんな不安に毎日押し潰されそうで
『重い女』になっていた