「あっ、じゃあホットコーヒー」
思わず言ってしまった。吉岡くんが目を丸くする。
しまった。こういうお店はコーヒーなんて置いてないのかな。
「コーヒーか・・・。ちょっと待っててね」
吉岡くんが席をはずす。かわりに少し年上風な男の人が隣に座る。
「はじめまして。ヨシキって言います。飲み物もう頼んだ?」
「あ、はい」
「ここ初めてだよね。名前なんていうの?」
いろいろ話しかけてくるけどなんだか妙に疲れる。お客を1人にさせないようなシステムなのかなぁ。
正直一人にしてほしい。ってか帰りたい。
しばらくしてヨシキさんと入れ替わるように吉岡くんがコーヒーを持ってきた。
「ブラックでいい?」
「ありがとう」
なんか使い古されたっぽいマグカップをすする。
あれ?この味。コーヒーメーカーかなんかで落としたのかちょっと薄いけど三島珈琲のフレンチに似てる。
少しほっとする。
お店の吉岡くんはさっきとちょっと違う気がした。
やたらと饒舌にしゃべってる・・・気がする・・・
「虎屋って羊羹屋さんの虎屋と関係あるの?」
また素直に思ったことを口にしてみた。
吉岡くんがまた目を丸くしてる。
「いや・・・関係はないけど・・・プッ。やっぱり天然だよね」
そういって吉岡くんは笑った。
「ちょっとぉ。遼早くこっちにも来てよぅ」
さっきの女の子がまた叫んでる。
「ごめん。うるさいからちょっとだけ言ってくるから」
吉岡くんが席をはずした。
思わず言ってしまった。吉岡くんが目を丸くする。
しまった。こういうお店はコーヒーなんて置いてないのかな。
「コーヒーか・・・。ちょっと待っててね」
吉岡くんが席をはずす。かわりに少し年上風な男の人が隣に座る。
「はじめまして。ヨシキって言います。飲み物もう頼んだ?」
「あ、はい」
「ここ初めてだよね。名前なんていうの?」
いろいろ話しかけてくるけどなんだか妙に疲れる。お客を1人にさせないようなシステムなのかなぁ。
正直一人にしてほしい。ってか帰りたい。
しばらくしてヨシキさんと入れ替わるように吉岡くんがコーヒーを持ってきた。
「ブラックでいい?」
「ありがとう」
なんか使い古されたっぽいマグカップをすする。
あれ?この味。コーヒーメーカーかなんかで落としたのかちょっと薄いけど三島珈琲のフレンチに似てる。
少しほっとする。
お店の吉岡くんはさっきとちょっと違う気がした。
やたらと饒舌にしゃべってる・・・気がする・・・
「虎屋って羊羹屋さんの虎屋と関係あるの?」
また素直に思ったことを口にしてみた。
吉岡くんがまた目を丸くしてる。
「いや・・・関係はないけど・・・プッ。やっぱり天然だよね」
そういって吉岡くんは笑った。
「ちょっとぉ。遼早くこっちにも来てよぅ」
さっきの女の子がまた叫んでる。
「ごめん。うるさいからちょっとだけ言ってくるから」
吉岡くんが席をはずした。