『 あ゛あ゛あ゛あ゛〜ッ!!』
鬼の形相でお婆さんは叫び散らす。
「……きゃあああっ!!」
恐怖に震えながら私は柱にしがみつくも、その強い力に引き離される。
『 あ゛あ゛あ゛あ゛〜ッ!!』
「……きゃあああっ……!!」
すごい勢いで私は家中を引きずり回される。
「……助けてえっ……誰かああっ!!」
ありったけの声で何度も叫ぶも誰も助けに来てくれない。
それどころか、まるで私がいないかのように、みんな普通に会話を楽しんでいるのだ。
……なんでっ! どうしてっ!!
なんで誰も私に気付かないのっ!!
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