チュンチュン

一「組長!組長!」

『なんだ......』

一「お友達という方たちが来てますよ」

『友達?分かった家の中に入れてお茶でも出しといてくれ』

一「はい」

俺は白のカッターシャツに第二ボタンまで開けネクタイを緩く結び上から黒のパーカーを着て黒のジャケットを着た

ガチャ

『待たせたな』

蓮「大丈夫だ」

翔「でかいなお前の家は」

『まぁな....バイクで来たのか?』

春「うん!」

『じゃあ行くか』

一「行ってらしゃい組長」

『組長はやめろよ名前で呼べって何回言えば分かるんだよお前は』

そう言って俺たちはバイクで学校に向かった

女「綺羅くん〜!今日もかっこいい!」

『おはよ君たちも可愛いぞ』

永「よく言えるよね」

宮「本当に.....」

杏「あっ!綺羅くぅ〜ん!」

ギュッ

宮永「綺羅......」

『大丈夫だ...なんだ?』

杏「ちょっと話があるから来て?」

『分かった』

春「綺羅くん.....」

『今から理事長室に行け恭には俺の名前をいえば分かるからな後で行く』

俺は蓮達が行くのを見て女を連れて空き教室に行った

杏「綺羅くんこの人が死んだらダメでしょ?」

そう言って女は樹の写メを見せてきた

『ダメだ....』

杏「じゃあさ私の彼氏になって?」

『分かった....でも蓮達の人質を解放してあいつらにはもう関わらないでくれよ』

杏「何でぇ〜?」

『俺妬くから』

杏「じゃあ分かったそれで私にキスして?」

うぇーやるしかないな

俺は女の口を塞ぎ激しいキスをした

そしたら女は気を失った

俺は空き教室に女を置いてすぐに理事長室に向かった

ガチャ

翔「綺羅!!」

『恭....水とタオルくれ』

恭「あぁ」

俺は恭に貰ったタオルに水をこぼし口をふいた

蓮「どうして口拭くんだ?」

『あの女にいきなりキスされた』

全「!!!!!!!」

宮「杏奈は?」

永「どうしたの?」

『あぁ気絶してる』

プルルルルプルルルル

春「はい...!!!蓮達!お母さん達が!」

恭がこっちを見た

俺は頷いた

翔「綺羅!俺たちちょっと行ってくる!」

『あぁ』

バタン!

恭「お前の作戦か?」

『あぁ』

恭「それでお前はあの女の彼氏になったってわけか?」

『あぁ....あと少しであの女も潰れるから大丈夫だろ』

恭「じゃあ今の電話は......」

『あぁあいつらの親を解放させたんだよ』

恭「そうか」

『じゃあ俺屋上行くわ』

恭「飯もちゃんと食えよ」

俺はその言葉を聞いて屋上に行った

屋上でタバコを吸った

『樹頑張れよ』

バタン!

全「綺羅(くん)!!!!!」

『なんだ?』

蓮「ありがとう母さん達を助けてくれて」

『何のことだ?』

翔「母さん達がお前のことを話してるのを聞いたんだよ」

『そうか....大丈夫だったか?』

春「うん!元気だったよ!」

『あぁ双子も大丈夫か?』

永宮「(コクン)」

『よかった』

プルルルルプルルルルプルルルル

『はい』

杏「私だよ〜!」

『どこから番号を?』

杏「あぁ友達から聞いたの〜!それよりさ蓮達の人質解放したから私の言うこと聞いてよ?」

『あぁ分かってるよ』

杏「よかったぁ〜じゃあ後でねぇ〜」

ピッ!

春「大丈夫なの?綺羅くん」

『あぁ大丈夫だ』

『じゃあ俺帰るな』

翔「綺羅!」

『なんだ?』

春「あのさ....今日金曜日だから綺羅くんの家に泊まってもいい?」

どうしよ......うーん別にいいか部屋はいっぱい余ってるし

『あぁ一緒に行くか?』

『車呼ぶけど』

蓮「倉庫に寄れるか?荷物取りに」

『あぁ大丈夫だ』

プルルルルプルルルル

一「はいどうしましたか?」

『あぁ迎えに来てくれ』

一「分かりました5分で着きます」

『じゃあよろしくな』

ピッ

『鞄取りに行くぞ』

俺たちは教室まで行った

杏「あっ!綺羅くん!それに蓮達もお母さん達元気だったでしょ?」

翔「てめぇ!」

俺は今にも殴りそうな蓮たちを抑えた

『そんなに怒るな杏奈俺今日は帰るわまた月曜日な』

杏「分かったぁ〜!じゃあねぇ〜!」

それから急いで鞄を取って迎えが来るのを待った

一「どうぞ綺羅さん」

『あぁそれと琥珀の倉庫に行ってくれ』

一「送るんですか?」

『いや...今日は俺の家で泊まるだから荷物を取りに行くだけだ』

一「!!分かりました」

それからすぐに琥珀の倉庫についた

春「待っててね!」

『あぁ』

バタン!

『お前何驚いてたんだ?』

一「俺達以外の人間とはあまり関わらないのに泊まらせることに驚いて」

『あぁそれかあいつらも親が解放されて喜んでるけど怖いんじゃないか?』

一「怖い?」

『あいつらの親が攫われたのはあいつらが倉庫に泊まり寝ている夜のこと母親は暴行されなかったけど父親はされたみたいだ』

一「誰からそれを?」

『ちょっとは俺が調べてあとはあの女から聞いた』

一「だったらなんであいつらは家に帰らないんですか?」

『家に帰ったら家族に危険が及ぶだからだろ』

一「本当にあなたは静さんに似てますね」

『そうか?』

一「はい目の前で困っている人がいたら自分を犠牲にしても助ける」

『まぁそうだなお父さんが目の前で死んでもう大切な人は殺したくないからな俺は気づかないところであいつらが大切になってきてるのかもな』

一「そうですか....まだ死なないでくださいよ組員はあなたが大好きなので死んだら大変なことになりますよ」

『分かってるよ』

『こんな話をしてたら来たぞ』

ガチャ!

翔「待たせたな」

『遅かったな』

蓮「春がな....」

一「行きますよ」

俺たちは急いで家に向かった

ガチャ

組「おかえりなさい組長」

『あぁこいつら今日泊めるから仲良くしろよ』

組「はい」

『部屋はどうするかな〜使ってない部屋使ってくれ』

全「あぁ(うん)」

じゃあ適当に決めてくれ

それからはなぜか俺の部屋の目の前にある部屋の取り合いだった

一「綺羅さんお風呂開きましたよ」

『あぁ』

俺は春達を案内した

『ここで入ってくれ俺やることあるから終わったら部屋まで来てな』

さてと......樹はうまくやってると思うしな

俺は部屋にあるお風呂場でお風呂を入った

どうしたもんかな......

俺が今悩んでるのは机に広がる資料......

全部組や暴走族、殺し屋の情報だこの街で何をやったかは全部俺に届く

というかなぜか俺に渡してくる俺に対処しろってかっていいたいけどね

これでお金が貰えるからまぁいいけどね

コンコン

『誰だ』

蓮「俺達......」

『入っていいぞ』

ガチャ

春「気持ちよかったよ〜!」

翔「風呂場めちゃくちゃ広かった」

『そうかよかった』

宮「樹って人大丈夫なの?」

『あぁあいつは大丈夫だ』

永「何で人質にしたの?」

『あいつを人質にしたら助けるついでに立川組も潰せるからな』

蓮「そういうことか」

春「ねっ!その抗争僕達も参加したい!」

何言って......

『ダメだお前達にはまだ家族がいるだろ』

翔「お前は....」

『俺の親は小さい頃死んだ』

宮「でも!僕達の親も人質に取られたからその仕返しがしたい!」

『はぁ......分かったでも参加するのは幹部以上だ下っ端はダメだ』

永「何で?」

『殺される可能性は高いだから下っ端は連れていかないお前達は連れていくけどな』

蓮「分かった」

『あぁそれと前もって言っとくな俺抗争の時性格が変わるみたいだから気をつけろよ』

翔「みたい?」

『一夜と樹が言ってたからあまりわかんないけどな』

『もう寝るか』

時間を見たら12時だったからな

蓮「じゃあな」

『あぁおやすみ』