そのぬくもりに触れたくて

千「うん…大丈夫だよね…大丈夫…大丈夫…」


私が不安になっているのは、興味本位で私に近づいてくる子や、見下してくる子がいるから


亜「さあっ、教室いこ」


千「うん」


下駄箱で靴を履き替えて、亜依と一緒に教室に向かう


ドンッ


千「きゃっ」


廊下の角を曲がった所で誰かにぶつかって後ろに倒れてしまった


?「ごめんっ、大丈夫?」


そう言って手を伸ばした男の子は息を飲むぐらいかっこいい男の子だった


亜「ちぃ?大丈夫?」


千「あっ、うん、大丈夫…」


そう言って立ち上がるとぶつかった男の子以外にも2人男の子がいた


?「ったく、涼は。後ろ向いてるからだよ」


?「自分が怪我するなら知らないけど、女の子怪我させちゃダメでしょ。大丈夫だった?」