そのぬくもりに触れたくて

まなくんに頭をポンポンとされた


食器をキッチンの流しに置いて、自分の部屋に戻った


真新しい制服に袖を通した


今どきちょっと珍しいセーラー服


襟にスカーフを通してきちんと結ぶ


鏡で確認して、鞄をもって部屋を出た


リビングではかなくんとまなくんが仕事に行く準備をしていた


奏「お、似合ってるじゃん」


真「可愛いね」


二人に褒められて少し恥ずかしかった


千「そうかな///…ありがと。じゃあ、行ってきます」


奏「いってらっしゃい。無理するなよー」


真「いってらっしゃい。体調悪くなったら由奈の所行くんだぞ」


千「はーい」


家を出ると雲ひとつない清々しい空だった