午前中、ちぃがいないだけですごく空っぽな気持ちだった


昼休みになって、いつものように屋上に行くと亜依がもう来ていた


翔「亜依、お待たせ」


亜「翔くん、私も今来たとこ」


亜依はにっこりと笑った


沙「ねぇ、ちぃちゃんさ、今日休んでるんだけど、何か知ってる?」


沙耶が亜依に聞いた


亜「えっ、ちぃ、休んでるの?知らなかった…」


沙「そっか…」


亜依も知らないなんて、何があったんだろ


亜「もしかしたら、由奈さんが何か知ってるかも…」


亜依がつぶやいたと思ったら急に駆け出した


沙「亜依!?」


僕たちも亜依を追いかけて走った


涼「ねぇ!由奈さんってっ、だれっ!?」