千「うっ、ううっ」


奏「ちぃ!?どうかしたか!?」


締め付けられるような痛みに息ができなくなる


視界が歪んで足から力が抜けた


真「ちぃ!」


側にいたかなくんに倒れこんだ


奏「ちぃ!?しっかりしろ!」


千「ハァハァハァ…しっ…んぞ…いたっ」


息が浅くなって意識が朦朧とする


奏「心臓が痛いのか!?」


コクン


真「心臓発作か!」


奏「兄貴!救急車!」


2人の声が遠のいていく


千「かなく……ハァ…ううっ」


再び激痛が走って、思わずかなくんの手を掴んだ