和「どうしたの?」


ちぃが口を開いた


千「私ね、生まれつき喘息持ちで、体弱くて、入院することも多いんだ」


言葉が出なかった


涼「ちぃ…」


千「今までも、いろんな人に迷惑かけてきたし…涼介くんたちにも迷惑かけるかもしれないんだけど…」


ちぃの声は少し震えてた


今までそのことで辛いことがあったみたいだ


涼「そんなの、僕たち、誰も気にしないよ」


自然と言葉が口からこぼれていた


和「そうだね。俺たち、もう友達だし」


翔「これから少なくとも1年は一緒だし」


和と翔も頷いてる


千「みんな…ありがとうっ」


亜「よかったね、ちぃ」


ちぃはすごく幸せそうだった


涼「ちぃ…可愛すぎ…」


翔「とうとう、口に出てる…」


涼「うっ、うるさいよっ!」


新しい学校生活がすごく楽しみになった