そのぬくもりに触れたくて

恐る恐る聞いてみた


沙「学校休みがちなんだよね。知ってるよ?」


千「なら、私と友達にならない方がいいと思う。迷惑かけるし…」


私といることで周りの人たちに嫌な思いをして欲しくない


沙「そんなこと気にしないで?私の姉も体弱くて入院とかよくしてて慣れてるし、私、ずっと結城さんと友達になりたかったの」


そんなこと言われるなんて思いもしなかった


千「でも…迷惑だよ?」


沙「そんなことないよ」


千「……いいの?」


沙「もちろん」


千「じゃあ、よろしくお願いします」


沙「ふふっ、結城さんって可愛いね。私のことは沙耶って呼んでね。ちぃちゃんって読んでいい?」


千「うんっ」


その後、連絡先を交換して、おしゃべりしていると…


「「「キャーーー!」」」


廊下から大きな歓声が聞こえてきた