「三上さんここ!ここ!」


ミライちゃんがスマホの画面を俺に向ける。

長野県と言えば、熊や鹿の肉が食べられるというイメージがあったので、

先程ミライちゃんに“食べてみたい”と伝えたら、彼女がお店の情報を見せてくれた。



「へ~いかにもっていう店構えだね。」


「完全予約制で、狩猟状況によってお店側からキャンセルする場合もあるらしいんだよ。」


「食べられるかは運次第ってことか。」


「今度連れてってくださいね!」


「うん!」