隣の殺人鬼











―――――― 


木曜日、第1秘書の佐竹さんが営製管理部のフロアに現れた。

ここに来るのは滅多に無いことだったから驚きながらも、仕事を中断して佐竹さんの元に向かう。



「お疲れ様です。」


「今大丈夫でしたか?」


「はい。」


「少し話をさせてください。
できれば・・どこか2人きりの場所で・・。」


「それでしたらミーティングルームが今、空いてますのでどうぞこちらに。」


佐竹さんはいつも以上に神妙な面持ちをしていた。


あと・・顔が疲れている気がする・・。


何かあったのかな・・・?