―――――― 社長室と同じフロアにある応接室に連れてこられた。 佐竹さんは、俺と浅村さんの前に座る。 眼鏡の奥の瞳が怖い・・・。 「事情は分かりました。」 佐竹さんはまず俺の隣に座る浅村さんを見る。 「浅村さん、仕事の愚痴をこぼすのも結構ですが、 青木さんは鳥越君の先輩以前に、社長の身近な方です。 悪く言う際は相手を間違えないで頂きたい。 そもそも社長と彼女の関係を正式に知っているのは我々3人だけです。 何かあれば私に仰ってください。」 「・・・申し訳ございませんでした。」