「入社後も彼女とは個人的なやり取りをしていたけど、
誓って言うがその時の私に下心のようなものは無かった。
純粋にうちの社員の誰よりも仕事ができると判断して営製管理部に彼女を配属させ、
困った事があった時は色々なアドバイスを送っていた。
そして彼女の活躍ぶりは君も聞いたことがあるかもしれないが、私の判断は正しかった。」
社長はベッドに横たわる奥さんの頬を優しく撫でる。
「青ちゃんが入社してからしばらくの後、妻がこんな事になってしまった。
私自身・・当時は弱りきっていたんだよ。
もっと妻の気持ちに気付いてあげていられれば・・。
もっと家庭を顧みていたら・・。
後悔と罪悪感でいっぱいだった。」
社長はベッドの奥さんから俺の目に視線を変える。
「そんな私を救ってくれたのが青ちゃんだった。
いや、私の方から彼女を求めてしまった。」



