第16話 お見舞い 鳥越ツヨシ 三上さんからメールが来たのは日曜日のことだった。 <部屋まで来てくれるかな?> ちょうど何も予定が無かったのですぐに支度をして部屋を出る。 “ガチャリ・・・バンッ!” ・・・ん? 部屋のドアを開けたら途中で何かに当たった。 ・・・外に何か置いてあるのか? 体が出られる程は開いたので、体を横向きにしてくぐり抜ける。