「青木主任、夜飯買ってきました。」 「うん。ありがとう。 ちょっと休憩しようか。」 今日はもう青木さんと俺しか残っていない。 いくら短期間の間だけとはいえ、他のメンバーは奥さんや子供、家庭を持っている人達ばかり。 青木さんは決してその人達を遅くまで残業させなかった。 「鳥越君ももう帰っていいんだよ?」 「帰っても、やることありませんから。」 電子レンジの温かさがまだほのかに残るコンビニ弁当を青木さんに渡す。