なにか口を挟んでも、挟まなくても、言いたいことをきちんと言い終わらないと閉じる事のないマシンガントークのような桃からのお説教は、ここに入学してきてもう何度目だろうか。


まあ、慣れた今ではもう聞く前に頭の中で分散されちゃっているのがオチっていう残念なことになってるんだけど。


「やっぱり、王子と姫は2人でひとつなのよ!

この本に限らず、王子様はお姫様を見つけて、それはそれは幸せに暮らす。めでたしめでたし!!」



聞いてねーし。なんてポロッとこぼす桃の呆れた声だっていつものこと。



あ。いつからこんな恋愛脳になったのって?

それは多分…

私がこの地球に舞い降りてからだと思う。