まって!その方私の王子様ッ!




当然ながら、私にドン引きしやがった失礼野郎はもうすでに着席済み。


ストンと隣に座れば、すかさず声がかけられる。


「よかった。さっきあのまま帰られちゃうかと思ったよ」


「え?……いやいや帰らないよ。人に丸投げするほど根性腐ってないし!!運命の相手はどこに転がってるかわかんないしね!!」


「え………?」



ほら、また“はあ?”みたいな顔する~


そんなにいけないこと?
運命の相手を探すこと。



「そっかそっか。榎本さんはちょっと変わってるんだね!!おもしろいよ!!」


いやいや、思ってないでしょう。

しかも、ちょっと貶してるでしょう?



本人に対して変わり者って言っちゃうのはちょっとどころか大分貶しちゃってるわ。



「あー……はは。そ、そーかな?」