なんて。
本当は今すぐ会いたいから早く来てほしいの!
陸のことばっかり考えてたから、もうドキドキ鳴り止まないんだもん。
「ねぇ陸。今から来れる?」
陸の部屋でゆっくりしたいし、こんな飲み会もつまんないし。
恵美もたぶん早く帰るだろうから。
ね、陸。
なかなか返事をしない陸を待つ。
そしてしばらく静かだった、電話の向こう。
「なんか…オレは便利な足だね」
「は?え、何が?ちょっ…陸?」
え???
ツーっ、ツーっ…
わ、切れたし(汗)
な、なんで??
やっば〜い!
さすがに今日は怒ったかな。
たしかに完全に足っぽいし。
「恵美に言ってすぐ帰ろ」
こんなことで陸と気まずくなるのは困るし!
焦った私は、すぐに陸の部屋へ帰ろうとその場を振り返った。
すると
「オレとこれから二人で出かける予定だったの?今電話でそう言ってたもんね」
そこには竜介が立ってたんだ。

