照れたように笑う陸が、めちゃくちゃ可愛い。
ねぇ陸、私もういっぱいいっぱいだよ。
好きすぎて、おかしくなる。
私が陸を見続けると、陸も私のことをずっと見てた。
外にはキレイな夜景。
「じゃあ送るな」
「えっ……?」
「キスマークそんなに目立ってないから大丈夫だよ」
は???
いきなり空気を変えるような発言をしたと思ったら、陸は私を撫でたままニッコリと首を傾ける。
「え、あの……」
ち、ちょっと!?
なんでそうなるの!
普通これで帰らないでしょ?
陸絶対おかしいってば!
「だからダメだって!今日は帰らないの!」
「なんでだよ、早く寝たいんだろ?もうここからだと柚の家の方が…」
「絶対イヤ!!」
「柚…?」

