俺だって、羅夢に告りたい。

付き合いたい

そんな思いぐらいある。

でも、俺は優作さんと母さんの血が繋がっているんだ。

正直言って、離婚している2人の血を受け継いでいるのが怖い。

いつか、自分も優作さんのように羅夢を傷つけてしまうのではないか。と。

優作さんだって、いい人だし。

いつ、どーゆー状態で相手を傷つけてしまうかが分からない。

感じ方は人それぞれだから。

ほんとに羅夢を大切にできるのか、それが不安。

prrrrrr prrrrrr

ん?

電話?

「優輝のー?」

「あぁ。」

ん?

羅夢?

「もしもし?」

“優輝っ!!!!”

は?

何かに怯えてるのか?

「どうした!!?」

“元のお父さんがっ。きゃっ!やめて!

お前なんか、俺の前に二度と現れるな!

なんで、殴るの!?もう、関わらないで!”

「羅夢!!?どこにいるんだ!!」

“っ!!やめて!!!優輝!ミヤマアルファのほんっしゃ!きゃーっ”

「すぐ行く!」

ミヤマアルファか。

ちょいと時間がかかるなっ。

ん?

優作さんだ!

社長だけど。

そんなの関係ない!