「とにかく、中入りましょー!あ、二人ともご飯食べた?」

玄関先で、話すのには少し寒かった

「食べたよー!美味しかった!ママの手料理は最高だしー!」

明るく話す愛叶ちゃんは、莉愛にすごく似てる

☆*☆*☆*☆*☆*☆*

「二人に、話したこと勘違いだったの。」

そう言って話しはじめた莉愛

「じゃあ、ママは再婚?したいの?」

「そう。二人が認めてくれるまでは結婚しないから、安心してね?」

「勘違いって言っても、子供産むのに、そんな母さんを一人にさせた人、認めたくない!」

こいつ。

莉愛思いだな

「違うの!優輝。子供が出来たこと黙ってたの。だから、優作は悪くないの。」

莉愛、さっきから俺のこと庇いすぎ

「そのことについては本当に莉愛に悪いことしたって思ってる。あの時、莉愛居なくなって、どうしていいか分からなくて、それに…なんの手がかりもなくて、探すに探せなかった。だから、莉愛が、また帰って来てくれるために、財力だけでもあげようとしたんだ。君たちに認めてもらえるように、頑張る。だから、莉愛と一緒にいるのだけは許してくれないか?」