裕介達と別れて自分のクラスへ戻った。




途中まで一緒に行こうと思ってたのに、この後猿たちとやることがあるからと裕介に断られてしまった。




なんか裕介怒ってた気もするけど……気のせいかな……。




久々だということもあるが、やっぱりクラスに入るのは緊張するものだ。




いつも通り無言で教室に入る。




ガラッ




「…………でさー……えー何それwww」




私が入ったことで一瞬黙ったクラスメイト。




ほんとに一瞬の話で、そのあとはぺちゃくちゃ喋り始めた。




でも特に何も無く、私はいつも通り自分の席で空気として過ごそうとしてた時、









「璃音おはよう!!」









明らかに自分に向けた挨拶だった。




いや、そんなことは無い。と、顔を上げてキョロキョロしていると、









「いやいや、自分だからね?wおはよう!体調大丈夫?」









「あ、うん。おはよう……大丈夫。」









「それなら良かった!」









驚いた……。まさか私に挨拶してくれるなんて……




挨拶をしてくれたのは、クラスの人気者で体育委員の矢野みゆう。




なんで、人気者なのにこんな私に挨拶するんだろうか……




どう考えても理由が見つからず、1日中ずっとぐるぐる考えていた。