「んー一定じゃないって言っても若干速いかな〜って感じ。脈も……不整脈出てるわけじゃないと思うし……多分?」
「多分?ってwまぁ自転車漕いだせいだろうし、様子見か。というかキヨお前、いいんちょーと乗る電車同じだろ途中まで。一緒に来いよ。」
「そうしたいのは山々なんだけどさ、俺いつも寝坊してるんだもん。無理だよ。」
「いや、お前が早く起きればいい話だろーが。」
「え、和いたの?!」
ずっと黙ってたくせにいきなり口を挟んでくる和。
まぁ和の言う通りなんだけど。
「いたわ!俺の出る幕がなかっただけ!」
「あはははwごめんごめんw冗談だってwww」
そのあともなんだかんだ話をしているうちにあれから30分経っていた。
「……ん…………ゆうすけ……?」
「あれ、いいんちょー起きた?」
「……うん。」
「あ、そう言えば猿が呼吸と脈早いって言ってたけど大丈夫?」
「え?あーんー…………大丈夫」
「え、ほんとに大丈夫?大丈夫な間の開け方じゃなかったんだけど。」
「大丈夫大丈夫。ほんと。」
「ふーん。まぁまた隠すといろんな人に怒られるんだから、体調悪くなったらちゃんと言えよ?」
「うん。」
「ゆ、裕介が優しい……」
「俺には猿!って辛辣なのに……」
「俺らもう一緒にいて12年ぐらいなのにあんな顔みたことないぞ……」
とかなんとか言ってた後ろの3人は後で処刑した。