前2人きりになった時は、私の体調もあまり良くなくてそんなに話せなかったから、こんなにゆっくり話すのは久しぶりな気がした。









「こっちはOKかな。璃音、終わった??」










「うん!終わった!!」









「よし、じゃぁ、おいで??」









龍太がベットに座り両手を広げた。









「え?どした??」









「ん?しばらく僕璃音充電できなかったからさ?」









「いや、でもここびょういっ!」









私が病院と言い終わる前に強く手が引かれて、私は龍太脳での中にすっぽり収まっていた。









「つべこべ言わないのー。やっと璃音が帰ってくる。」









「……いや、あの、龍太……」









「んふ、照れてる??w」









「照れてない……。」









「嘘だ〜w」









「嘘じゃないもん!」









「璃音が言うならそういうことにしてあげるw」









し、心臓の音がうるさい……




しばらく龍太のうでの中にいると、龍太が呟いた。









「メール頻繁に返せなくてごめんね……」









「……え?」









「それで璃音に寂しい思いさせて、僕ダメだなって。」









「別に気にしてないよ。私も返信遅いし……」









「璃音は優しいね。……ねぇ、無理も我慢もしちゃダメだよ。メールなかなか見れないけど、困ってたらちゃんと助けるから。溜め込まないで。……無理してまた倒れたら僕がおかしくなる。」









「……ごめんね。約束するから……」









私がそうやって言うと今まで以上に強く抱きしめてきた。



だから私は、









「好き」









と、聞こえないぐらいの声でいつもは言わないセリフを呟いたのだった。