まぁ気のせいか。
基本的に無関心な俺はあまり気にすることは無かった。
その後俺らは駅内の花屋に行っていいんちょーの入院している病院へ行った。
「すいません、新山 璃音の病室って……」
和が受付の人に聞く。
「お見舞いの方ですか?でしたらここに名前を書いていただいて……」
和は看護師らしき人の話を熱心に聞き、俺たちにいいんちょーの病室まで案内してくれた。
「俺さ、なんて言って入ればいいんだ……?」
「普通にノックして普通に声かければいいんじゃね?」
「その普通ってなんだよ!!」
和とキヨがくだらない会話をしていた。
落ち着かないのなだろう。
気持ちはわかる。
改めてお見舞いに来るのは初めてだった。
なんかこう……目の前で倒れられた時とはまた違う緊張感。