倒れたんだ。




でも、いつ？




というより、今何月何日？？




少しずつ頭が回っていく度に色々な事が頭をよぎる。




とりあえず明確だったのは、酸素マスクを外してほしいということだけ。




そんな私の心を見透かしたかのように蒼先生は口を開く。









｢とりあえずまだマスクとるな。自力で呼吸出来ないだろ。過呼吸っぽくなる。今は何も考えずにもう1回寝ろ。次はちゃんと起きてこいよ。｣









ニヤッと笑う蒼先生が無性に懐かしいきがして、私は思わず涙を流した。




そんな私の目を、蒼先生は手で覆い、









｢安心しろ。大丈夫。俺がいる。だから今日はおやすみなさい。｣









その言葉に安心したのか、私は再び眠りに落ちた。