「流石にいいんちょーが1週間も目を覚まさないって言うんじゃ心配するわ。」
「まぁ相手がいいんちょーだからな。」
猿と話し込んでたら、キヨと和が盛り上がり始めた。
「何を持ってくべき?花?果物?」
「いいんちょーアレルギー多いから食べ物やめた方がいいんじゃないか?」
「あ、たしかに。じゃ花買ってくか。」
「こういう時ってなんの花がいいんだろうか……」
「あー……花屋の店員に聞けば用意してくれるだろ。」
「お!確かに!和頭いい!」
……いや、俺から言わせればどっちも低レベルだわ。
話の論点が違う気がして思わず口出ししてしまった。
「お前ら、いいんちょーの病院どこだかわかってんの?」
「…………あ。」
「あ。じゃねーよ!バカ!」
やっぱ大切なところ見落としてた。
まぁそれほど心配なんだろうが。
「後で俺から先生に聞いてみるわ。いいんちょーの病院」
「助かるわ。和。ありがと!俺は〜貴裕に行くか聞いとくわ。日にちはまた後でいいだろ。」
「根元も行くの?!」
「いや、どんだけ嫌いなのよ上岡はw」
そうキヨに突っ込まれたが、根元のことが嫌いなのだ。仕方ないだろう。
「根元が行くから俺も行かないみたいなのやめてね上岡。」
「うるせー猿。」
正直根元が行くなら行きたくないんだが、いいんちょーのためだ。仕方ない。今回は行くとしよう。
話が一段落してみんな移動した。
いいんちょー、お見舞い行く時には目さめてるといいんだけど……。