俺の歌を聞いてる時の龍歌ちゃんは、まるで俺の全てを認めて、受け入れてくれるように熱心にでも、優しい笑顔で…。

「俺、あの顔好きだな…。」

突然、口からこぼれた言葉にびっくりして周りに聞いてた人がいないことを確認した。

龍歌ちゃんと話したことは、自分たちの好きな物だったり、趣味だったり普通の会話だったけど、心があったかくなった。

好きな色は黒。
食べ物はミルクレープ。
趣味はお菓子作り。
得意なことは洗濯以外の家事。
洗濯は、どうしてもできないらしい。
色々教えてくれた。
特技や好きな本、苦手なもの、家族のこと。
共通点も見つけた。
その話は、俺が女子みたいなことを言っていると笑われるかもしれねぇーから話してないけど。