学校にむかうために重いドアを開けた
そうしたときに入り込んでくる
生暖かい風や日差しとか色鮮やかな風景
カーディガンを着れば寒くない気温
そんな季節の春が1番好きだ!!
今日は高校生になって2度目の春が来る。

通学には電車に乗って1時間程度かかる。
今日起こるクラス替えを憂鬱に思いながら
電車に乗り、ドアに寄りかかって目をつぶった。

「茅野ってずるいよなー。
  そこが可愛いんだけどさ笑」

去年の1年間の思い出を振り返ってみる。
毎日が楽しくて楽しくて仕方なかったな

クラス替えが憂鬱な理由。
それは前野ゆら君と同じクラスになりたいから…

気乗りしないまま学校に着いてしまった!

「茅野おっはよー!
 クラス替えってドキドキするよねっ!」

「おはよ~。かりんは元気だね笑
 ドキドキとかいうレベルじゃないよー笑」

二人で新しいクラスが書かれてある紙を見に行った。
ばっーと見ていく。

「茅野!私たち同じ2組だよ!」

「ほんとだ!また1年間よろしくね。」

急いで他のクラスメイトを見ていく
ただ、前野君の名前はない。

(クラス離れちゃった…。)

「茅野と同じクラスは一緒なのは嬉しいけど
 ゆらと離れちゃったよ~!寂しい!」

「かりんはゆらくんとラブラブだもんね笑
 付き合って半年たったぐらいだよね!」

私の好きな前野君はかりんの彼氏。
早く諦めないとダメだなー笑