良かったねーと白い目を向けながら

「日付け変わってメール送ったのに・・・」

悲しそうに言ったら、しまった!って顔をして焦り出す龍ちゃん。

「・・・ごめん。あけましておめでとうは倫子に直接言いたかったから・・・」

申し訳なさそうにする龍ちゃんに、少しいじわるしたくなった。

「龍ちゃん」

「ん?」





「・・・別れよう」






「・・・・・・は?」





一瞬息が止まったかのような龍ちゃんの驚いた顔。
吐き出された白い息だけがふたりを包んだ。