「あけおめ!ほらっ!」
短い挨拶とぶっきらぼうに差し出してきたふやふやの紙を受け取る。
「あけましておめでとう・・・って龍ちゃん、これ年賀状?」
「おうよ!一番乗りだろ?」
「いや、さっきまで他の人の読んでたし」
「!ウソだろ!一番に倫子に渡したかったのに・・・!」
悔しそうに地団駄を踏む龍ちゃん。
郵便屋さんのバイクを見て走って抜いてきたらしい。
年賀状を失くすまいと握りしめていたためにふやふやになってしまったようだ。
龍ちゃんの一生懸命さが伝わり、顔が綻ぶ。
龍ちゃんは、徹夜までしたのにとボヤいていた。
短い挨拶とぶっきらぼうに差し出してきたふやふやの紙を受け取る。
「あけましておめでとう・・・って龍ちゃん、これ年賀状?」
「おうよ!一番乗りだろ?」
「いや、さっきまで他の人の読んでたし」
「!ウソだろ!一番に倫子に渡したかったのに・・・!」
悔しそうに地団駄を踏む龍ちゃん。
郵便屋さんのバイクを見て走って抜いてきたらしい。
年賀状を失くすまいと握りしめていたためにふやふやになってしまったようだ。
龍ちゃんの一生懸命さが伝わり、顔が綻ぶ。
龍ちゃんは、徹夜までしたのにとボヤいていた。

