?『え?飛鳥じゃん!めっちゃ久しぶり!!!』


え、誰だろう。

この高校には私と同じ中学校の人いないはずだけど...


そう思って振り向くと、そこには見覚えのある女子がいた。



飛『あ!もしかして、ななちゃん?!』


な『なんだよ〝ななちゃん〟って笑 前みたいに〝なっちゃん〟でいいよ!』




この子は〝なっちゃん〟こと「山下なな」(やました なな)。

同じ小学校出身で、よく趣味が合う。
でも怒るとちょっと怖い。



飛『な、なっちゃん!笑 5年ぶり?』



小学校から中学校がバラバラになることはここら辺では珍しい。

大体みんな同じ地区だから学校が変わることはないんだけど、私は親の仕事先の関係で、1つ隣の地区の小学校に転校、中学校に進級、そして卒業直前、また隣町の中学校に転校、と2回ほど転校していた。


だから、高校では、同じ中学校だった子もいないし知り合いはいないと思っていたけど、、、
同じ小学校の子が高校で再開するということがありえるのは忘れていた。




て、あっ話が長くなっちゃった。
なっちゃんと会話しなくちゃ。




な『そうだね~それくらい。とか、顔、昔(小学校)と全然変わらないよね!笑』


飛『うそー!笑 これでも結構校則ギリなメイクしてるんですけど。』



なーんて、この後も今ドキの高校っぽい会話が5分ほど続いた。


なっちゃんはセリフが棒読みの私に気づいていないみたい。