「起きたっ!大丈夫?羽愛」

「大丈夫なの?大分唸ってたのよ。」

心配した顔の2人が覗き込んでいる。

唸ってたなら、

心配されるか……

「ん。へーき。寝てたね。ごめん」

ヘラっと笑ってみせると、

2人とも微笑んでくれた。

でも……

「なんで、抱きついてるっけ?」

ネレアに抱きついてた。

「羽愛の、甘えたさんが、発動したからだよ〜」

ん?甘えたさんって何?

まぁ、とりあえず、

「ネレア、ごめん」

「え?あ、いいわよ。」

にっこりすまいる。

いいね。

ネレア、お姉ちゃんみたい。

っと、

ネレアから離れて

「あっ、そうだ。スタジアムいこーよ」

「あ、行こう〜。男子たちも行ってるしね〜」

「そうね。行ってみましょ」

多分、虹恋は、きずきかけてる。

大切なパートナーだしね。

でも、これは、私の問題。

虹恋には迷惑かけられない。

できる。頑張ろう。