「ん…。」

ほら、起きたじゃない。

「起きたの?羽愛」

「う〜ん、」

まだ、寝ぼけてるのね。

ふふ、可愛い。

「今、なんじ?」

目を擦りながら、とう。

起きた感じかな、

「えっと、3時〜」

ゆる〜い返事に

ゆるく返して、じーと見てくる羽愛。

何か変だった?

「ネレア……」

あ、なんか、抱きしめたい、

「あ〜、羽愛、甘えたさんになっちゃったか
ネレア〜、ギューしてあげて〜」

甘えたさん?

とりあえずおいで

と手を広げると、

ギュッと抱きついてきたから、

そっと頭を撫でてあげると、

また、すやすや

気持ちよさそうに寝始めた。

可愛いな。

「それにしても、ネレア。懐かれたね〜?」

懐いたのかな?

「えぇ、そうなの?」

「うん♪」

だったら、嬉しいけど。

羽愛って、いつも、警戒している

感じだったから。

「なにかしよ〜?ネレア〜!」

何かしようってなにできる?

「あっ、そ〜だ!ダリアよぼ〜」

何か閃いたように

ピョンと、ソファからたちあがった。

って、えぇ!

ダリアって、ツインドラゴンよ?

「虹恋、寮潰す気?」

こんなところに呼んだら、

潰れるわよ?

「えー、そっかぁ。名案だと思ったのにな」

また、ソファに、座って足を

ブランブランさせていた。