「す、凄い。みんな王族だったんだね〜」

「びっくりした。凄いね」

微笑むと、みんな安心したように

笑った。

ヘイダは、相変わらず無表情だけど

「羽愛と虹恋は、どうなんた?」

私達は……

「どうだろう?」

「本当にね?分からないよね」

エシル王国は、

天使、悪魔が暮らしているから、

まぁ、一応、まとめているのは、

私と虹恋の家。

私は天使、虹恋は、悪魔のほうをね。

でも、よく分からないから。

「そうなんだね。エシル王国行ってみたいや。怖いけど……」

「だな。」

「…コクリ」

「そうなんだ?」

チラッと時計を見ると……

もう、6時だった。

ん?6時って……

大変!任務の時間だ!

今回は、厄介な魔物とやらを

見に行かなくてはならない。

完全に忘れてたなぁ。

〈虹恋?任務。〉

ぱっと顔を明るくした。

〈ほんと?いこっ♪〉

「あの、私もうそろそろ部屋戻って片付けてたいな〜」

「あ、私も。部屋行くね?おやすみ〜」

「あっ、待って。おやすみ」

そそくさと退散した。

ゆっくりしたら、間に合わないかも。だし…