教室を抜け出すと、真っ先に屋上へ向かった。

屋上なんて、鍵があいてるわけでもないのに……


階段を上がっていくと、屋上の扉が見えてきた。


……屋上の扉は空いていた。

扉を開けて外にでると、涼しい…………
なんか、無心になれる。



ここなら泣いてもいいかな…



…………ヒクッ、ウウッ…
…………ウワァァーン!!

みんなが死んでから、初めて泣いた。
なかった現実味がどんどん溢れてくる……