蒼姫様は、守られません!!③~完~

その後、璃咲のご飯食べよーよ

という台詞によってこの場は収まった





「なんで、ババアがいんだよ...」

「愛桜っちの許可が出たからに決まっとるわ」

「テメーら黙って食え」

「「...ハイ」」




そのまま黙々と食べ続けること数十分

不快なオーラを撒き散らしつつ、無事に二人とも食べ終わった

真昼はじゃあねー、と軽く言って屋上から出ていった




「よし、午後も頑張ろっか」

「んー、私寝ちゃいそう...」

「同じくー」




女子三人組でそんな会話をしながら教室に戻る

すると、早速雛乃が男子に囲まれる

うわ、めっちゃ狙われてんじゃん




「ねえ、雛乃」

「ごめん、少しいい?...どうしたの、愛桜」




男子の話を一旦止めてこちらを振り向く雛乃

出られはしないようだ




「海くんと付き合い始めてそろそろ1ヶ月だけど進捗はどう?」

「な、んで急に...?」




赤面しながらしどろもどろに訊ね返す

それを見て、男子は離れていった