「バカ。もう知らねーよ?」 「えっなにが?」 もっと照れた回答を待っていただけあって、 ちょっと予想外。 大輝は、あたしをヒョイっとすくってソファから持ち上げ、ベッドに落とした。 「いったぁー!」 「もう知らねぇってさっき言ったからな?」 そう言うと、大輝の顔はさっきの5cmよりも近くなった。 「…ん……んん…」