「大輝…大輝…!」 「え?あ、なに?」 小さい声が聞こえると思って隣を見たら美雪がニヤニヤしながらこっちを見ていた。 「映画の主演って大輝の夢だったよね?? それが……いよいよ叶うんだね!」 …美雪。 覚えててくれたんだ。 「あぁ。ほんと、嬉しいよ。」