私が何も言わないのを、肯定と捉えた玲香は早速部室でなぎから聞いたことを話している。

「奈央がねぇ。まぁやるとしたら1年の誰かだとは思ってたんだよね。玲香!安心して奈央にはしっかり言っとくから。」
先輩はこの話を信じたんだみたいで、サイテーだのあの下手くそだの好き放題言ってる。部長はというと、

「奈央がねぇ…」
とだけ呟き、黙ってしまった。そして、取り敢えず奈央が来たら話してみる。その後、2人も奈央と話すこと。と言ってくれたので、取り敢えず私たちはテニスコートへと向かうことにした。

しばらくすると、奈央が急いで部室に入って行くのを見た。すると5分もしないうちに先輩の怒鳴り声が聞こえてきた。


しばらくすると先輩だけが出て来て、今、部長が話してる事を教えてくれた。