ある日


二人でパチンコへ行った

私は隣で見ていただけ

彼の顔が恐ろしい顔へと変わっていく

ボロ負け

嫌な予感がした

ドキドキしながら二人で店を出た


チャリ〜ン

彼が急にポケットの小銭を全部投げ捨てた

始まる

私はそう確信した


「おい!何やねんその目」

「なんもない。」


アホ過ぎ
八つ当りもいいとこ

そんな事は思っても口には出せなかった


ある日の晩ご飯の時

彼の先輩がきた

とても優しくていい人

「おいしいなぁ!料理うまいやん」

ついつい嬉しくて

はしゃいでしまった私

「そ〜やろ〜!(笑)」

冗談ぽく言ってしまった

ふと我に返り

彼に視線をやると

睨んでいた

そして一言

「おまえは喋んな!!」

「……」

透かさず先輩がフォローしてくれたが無駄だった


その先輩が帰った後…

「なんやさっきの!」

その言葉から始まり殴る蹴るきちがい暴力が始まった
いつもの事

なにも悪くないのに

「ごめんなさい」

謝っている私