メッセージが届いてからはソワソワ。

緊張する。


世間のカップルはこうゆうドキドキを乗り越えてきたってことだよね。

それってすごい。


奇跡じゃん。



マンガ読んでるときはついつい「早くくっつけよ~」「なんでそこで告白しないの!?」なんて思ってた。

でも実際は告白ってそんな簡単にできるものじゃない。


たくさんの勇気が詰まってるんだ。




そうこう考えているうちにあっという間に時間は過ぎていった。


気がつけば昼休み。


短いようで長い、長いようで短い4時間分の授業。




「里ちゃん、行ってくるね」


「行ってら~」



授業の合間に里ちゃんには昼休みに用事があるって伝えておいた。

理由は言えなかった。


いちばん最初に斉藤くんに聞いてほしいから。