今日は何色でしたか。

「おはよう!」




魚屋のおじさんは余った魚をたくさんくれる。





でも、ひとりじゃ食べきれないから母の病院の看護師の方達にお譲りする時もある。





「音は元気いいね〜」





花屋のミチコさんは昔からの母の知り合いでよく親しくしてくれる。





「ミチコさんおはよ!」





そして父と母をくっ付けた恋のキューピットだと母が言っていた。





商店街を出ると、清桜高校の制服を着た生徒達が見えてきた。





清桜高校はこの町の中で1番大きな高校。





とは言っても、ドラマなどでよく見る『セレブ高校』などではなく、田舎の中にある平凡な高校だ。





「音〜!!」





朝から大きい声で私を呼ぶ生徒はひとりしかいない。





後ろの方でおも、いっきり走ってくる足音がした。





自転車のスピードを落とした。





「音おはよ!」





真横で大きい声で出す人なんて、ひとりしかいないよ。





「おはよう、美波(みなみ)」